「n-Sé」はブルキナファソ西部で話されているジュラ語で、挨拶などに対する女性の返答です。ちなみに、「ア･ダンセ（おかえりなさい、またはようこそ）」と迎えられたら、女性は「ンセー」と答えます。男性は「ンバー」です。

「n-Sé」の製品はブルキナファソの西部、コモエ県にある4つの森とその周辺から採れるシアバターを原料としています。
このシアバターは、JICA「コモエ県における住民参加型持続的森林管理計画」というプロジェクトの支援を受けている24ヵ村の住民森林管理グループ（GGF）の女性たちが生産しています。彼女たちはブルキナファソ一番のシアバター生産者の誉れも高いマダムYigoの愛弟子たちです。
利益はGGFの収入となり、女性たちの収入向上や森林保全活動などに役立てられます。

「n-Sé」のシアバターソープは、ラキエタ・エイズ対策センターという現地市民組織の石鹸製造研修センターのスタッフによって生産されています。石鹸製造・研修責任者は、ブルキナファソでは知らない人はいない薬学博士Dr. Dakuyo。伝統医薬の専門家で、製薬会社も持っています。利益は生産スタッフの収入を含む研修センター運営費となる他、エイズ対策事業に使用されます。

「n-Sé」ソープの輸入・検査・仕上げを担当してくださるのは神戸の無添加手作り石鹸の老舗「丸菱石鹸」さん。複数回にわたる現地での技術指導も実施します。