ブルキナファソについて

ブルキナファソの暮らし

食生活

主食

国民食はなんと言っても「トー」。トウジンビエやとうもろこしの粉をお湯で練って、いろんな「ソース(シチュー状のもの)」をかけて食べます。他にも、米、バゲット(フランスパン)、スパゲティ、豆類、イモ類、ファニオなどの雑穀類、料理用バナナなど、とっても多くの種類のものを主食として食べています。ソースもそれぞれの主食に合わせて、または民族によって、非常に多くの種類のものがあり、トマトやピーナツバター、なすび、バオバブの葉、オクラ、スカンポなど、様々な素材の組み合わせがあります。味付けは最近は固形ブイヨンなどが多いのですが、昔ながらの発酵調味料で納豆に似た「スンバラ」や干魚などを使うことも多く、特に日本人にはおいしいと感じられます。変わったところでは、キャッサバからできたクスクス状の「アチャケ」。少し発酵させてあるのですが、もちもちとした独特の食感がたまりません。揚げた魚と一緒に食べることが多いです。ソースがけごはん「リ・ソース」や炊き込みごはん「リ・グラ」、具を選べるバゲットのサンドウィッチなどは、定番の外食ですが、お店ごとに工夫が凝らされていて、食べ歩きも楽しいです。

肉・魚

肉類は鶏肉や豚肉、牛肉、羊肉などが定番ですが、狩猟が解禁されるとジビエ(大ねずみやいのししなど)も見かけるようになります。土でできた窯で焼く豚肉はとってもおいしいんですよ!羊肉も臭みが全くなくてびっくり!鶏肉も、食べられる部分こそ少ないものの、圧倒的なおいしさです。魚は、隣国から冷凍で運ばれてくるアジなどは比較的安価で揚げて食べることが多いのですが、鯉やティラピアなどの淡水魚はとても高価で、バーベキューのように炭火で焼いて食べることが多いようです。

虫

西部ではシアノキにつく毛虫や、雨季の羽虫を食べます。毛虫はボボ族の人たちの大好物。サンドイッチやサラダ、スープなど、様々なレシピが存在します。上手に調理されたものはえびにそっくりで、とてもおいしいお出汁が出るんですよ!羽虫も雨季の初期に数日だけ大量発生するのですが、羽を取って炒って食べると、香ばしくてビールのお供にぴったりです。

路上のスナック

焼きバナナや焼きとうもろこし、茹でピーナッツ、様々な芋類を揚げたもの、甘いドーナッツのような揚げ菓子や魚の粉の入ったベニエ、甘いマンゴや芸術的に皮をむいたオレンジ、米などで作る甘いおかゆなど、路上では多くの女性が食べ物を売っています。朝7時から仕事が始まるブルキナでは10時ごろにはお腹がすいて、こういった軽いものをつまみながら、話に花が咲きます。

飲み物

ビールやコーラなんかの工業製品も飲まれていますが、伝統的飲料も健在!ビサップと呼ばれるハイビスカスのがくの部分を煮出したジュースや、ニャマコジと呼ばれるしょうがジュースは、パイナップルやオレンジの果汁を入れるなど、それぞれの作り手が工夫を凝らし、小さなビニール袋に入れ凍らせて売っています。お酒も、モロコシなどの雑穀から造るビール(チャパロ、またはドロ)や、椰子から作るワイン(バンギ)があり、どちらも簡素な小屋、または庭のようなオープンスペースでひょうたんで飲みます。

女性のおしゃれ

女性のおしゃれは万国共通。中でも髪を整えることとお洋服を作ることは、ブルキナ女性の人生の少なくない部分を占めています。髪はエクステンションをつけることも多いため、ある日急に髪が長くなる、なんてことが起こります。
髪型全体を付け替える感じなので、下手をするとイメージが変わりすぎて誰だかわからなくなっちゃうこともしばしばです。お洋服を作るのも、女性の大きな楽しみ。布を買ってきて思い通りに仕立ててもらうのが普通なので、おしゃれ力(と財力?)が試されるときでもあります。

電化製品

電気がある町が限られているため、あまり電化製品が普及しているとは言い難いですが、冷蔵庫だけはかなり広く見ることができます。電気がない場所でも、お店ではプロパンガス式の冷蔵庫で冷たい飲み物を飲むこともできます。洗濯機や掃除機などは、お金持ちであっても外国人の家でない限りほぼ使われていません。自分でできない・しない場合は、人を雇う、または親戚の女性などにお願いしている人が多いです。扇風機もかなり普及してきていますが、贅沢なもののひとつでしょう。ましてや、家でエアコンをつけたり、シャワーのために温水器を使ったりしている家庭はとってもお金持ちです。

交通

都市間の交通は主にバスが使われていて、特に首都と第二の都市ボボの間は競争が激しいために、ビデオ・冷房付の乗り心地のよいバスがいくつか走っています。隣国にも比較的簡単にバスで行くことができます。鉄道もありますが、本数が限られる上に時間もかかるので、バスのほうが断然人気があります。大きな町では乗り合いのタクシーがあります。料金は町ごとに大体一律に決められています。首都のタクシーはルートも微妙に決まっていて、そこから外れると値段が高くなります。他にも、バス乗り場で待っているタクシーや夜間、または荷物が大きいときなど、上乗せ料金が必要となります。多くのタクシーはぼろぼろで、窓の開け閉めのハンドルが壊れているのは当たり前。中にはエンジンをかけるのにいちいちコードをつなげていたり、ドアの取っ手のかわりに針金がついていたりすることもあります。原付やプジョーのモペット(原動機付自転車)がかなり普及していて庶民の足となっていますが、自転車もそれに負けないくらい多く使われています。都市間移動する際、バスにモペットやバイクを乗せて一緒に旅行する人も多く、なんだか便利そうです。

TVやラジオ

TVはほぼ全国で視聴できる国営放送局「RTB」が1局あるほか、ワガでは「CANAL3」や「TV5」「TVAFRICA」「EURO NEWS」などの無料地上波放送局を見ることができます。とはいえ、テレビはまだまだ贅沢品で、娯楽の中心と言えるでしょう。夜、多くの人がオープンエアのお店に集まってサッカー番組などに興じている様子を見かけます。ラジオはかなり広く普及していて、地域のFM局がとてもがんばっています。各地方都市では市民団体運営のラジオ局も少なくありません。地域のお知らせや啓発、現地の言葉でのニュースなど、地域密着型のラジオは、生活に欠かせないものとなっています。新聞は日刊紙が数紙発行されているにもかかわらず、フランス語の読み書きができる人が少ないブルキナファソでは読んでいるのは一部のインテリの人々だけです。新聞紙は貴重品なのです。雑誌に至っては高級品で、ブルキナファソで発行された雑誌が一般家庭に置いてあるのを見たことがないです。

電話やインターネット

固定電話よりも急速に普及しているが携帯電話です。小さな村でも、一軒だけアンテナを置いている家(?)があり、その小さなアンテナの周辺1mの範囲で電話をかけられたりします。人口密度の低いブルキナでは、電話線を引くよりも、携帯電波の中継鉄塔を建てたほうがコストが安くつきます。現在、3つの携帯電話会社が競争を繰り広げています。個人契約はほとんどがプリペイド方式です。インターネットもすごい勢いで普及していますが、ほとんどの人は自宅ではなくインターネットカフェや職場で使っています。最近は国際援助で小さな村にもインターネットが導入されることがあり、その際は人工衛星通信+太陽熱発電のようです。

家族

ブルキナファソは一夫多妻制が広く認められていて、ひとつの敷地内に家族が60人以上という一家も存在しています。それでなくても、遠い親戚の子どもが一緒に住んでいたり、近所の子どもが一緒にごはんを食べていたりして、すぐにはその家の家族が把握できないこともよくあります。現地のことばも、兄弟と従兄弟、姉妹と従姉妹を同じ言葉で表現したりするので、家族の概念が日本よりも大きい、または違っているようです。

冗談関係

ボボ族はプル族と、モシ族はサモゴ族と、グルンシ族はビサ族と、というように特定の民族同士には冗談関係があって、その民族同士だとわかった瞬間、知り合いでなくても老若男女に関わらず「お前、俺の奴隷のくせに!」「何言ってんの!あんたが私の奴隷じゃない!」なんて会話が始まります。あっと言う間に大笑いで終わることが多いのですが、初対面でも瞬間にリラックスするんです。これ、きっと民族間の緊張回避のための智慧なのだと思います。

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